-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
「おいちょっ…」
ブチッ
切れたし…
つーか嫌いって…
なんなんだよ一体…
『いい加減素直に自分の気持ち伝えたら?』
『愛想つかされちゃうよ?』
そうだな…
俺は何のためにここまで転校してきたんだよ?
美夜のこと迎えにきたんじゃねぇのか?
その後だってどうにか振り向かせようとして…
「…っ……」
とことんバカだな俺は…
今の美夜は斉藤を好きになってるかもしれない…
だけど俺は…
「創太!!出掛けてくる!!」
「あ?え?出掛けるって…おい湊!?」
リビングでくつろぐ創太にそう告げて俺は創太の家を飛び出した