-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
‡美夜side‡
創太の家に向かう途中、
「笹原!!」
「え?あ、斉藤君!?どうしてここに…?」
「あぁ、俺ん家ここら辺なんだよ。」
「あ、そうなんだ…」
「そんなに急いでどうした?」
「あ、あの…湊に会いに…」
あたしがそう言うと斉藤君の眉がピクッと動いた
「池森?」
「う、うん…だからごめんねっ…わっ!!さ、斉藤君!?」
斉藤君はあたしの手首を掴むと、ギュッと抱き締めてきた
「行くなよ。」
「え……」
「池森のとこなんて行くなよ…また不安になるだけだぞ…?」
「斉藤君…心配してくれてありがとう…でも…」
「違う、心配とかじゃない!!」
え……?
「笹原のことが好きなんだよ…」