-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
「あ、湊…頑張ろうね!!」
「おう。ていうか俺は余裕だから、美夜が頑張ればいい話…ってお前どうした?」
「え?なに…?」
「顔、真っ青だけど、具合悪いのか!?」
え?そんなに青いのかな…?
「あ、大丈夫だよ。これ出ないと…」
「無理してぶっ倒れんなよ?」
そうこう話していると競技開始の合図の鉄砲の乾いた音がグラウンドに響いた
あたしたちはなんと一番最後になってしまった
グラスのみんなは抜きつ抜かれつを繰り返しながら走っていく
最後から二番目の創太のペアは今二位をキープしている
一位は八組だ
あれを抜けば一位なんだよね!?
けどあとちょっとというところで抜くことができない
そしてとうとうあたし達の番がやってきた