心の扉-crazy-
パパ...どうして?
こんなに弱々しいく微笑むの?
何故か怖くなった。パパが近くに居るはずなのに...遠くに居る気がして、寂しくなった。
パパはママの所に行っちゃうの?なんて聞けない...聞いたら誰も目を合わそうってしないだろう...誰もすぐには答えないだろう。
パパわかってるよ...最後まで一緒に居るよ。
寂しくないように。
パパの手を握り、幼いながらに考えた。
部屋を離れた時になぜこうなったのかわかりやすくおばあちゃんが話してくれた。
「パパはね、今年に入ってから体調がよくなくて病院に行っていたんだよ。」
コクっと首で頷いた
「お家に帰る途中にボールを追い掛けて道路に飛び出してきた子供を助けて事故にあったの。」
おばあちゃんと2人、廊下の片隅で泣いた。
泣いても仕方がない...おばあちゃんと約束した、悲しい顔を見せないと...おばあちゃんにだけだと...。
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