心の扉-crazy-


「待ってたよ、こっちに来て座りなよ」

ソファーに座った

「さっきはごめんな」

「いいえ」

「真人も仕事だからさ」

「薙捺様 申し訳ございません」

深々と頭を下げた

「大丈夫ですから、気にしないでください」

「やっぱり、栗色の髪は似合うね。金色はびっくりしたけどね」

なんで栗色って知ってるの?

「ねぇ、誰なの?」

「まずは、自己紹介するね。俺は、宇佐美 龍紀(ウサミ タツキ)19才、ち-より3つ上だね」

「龍紀さん!わたしの事をち-って呼んでたけと...幼い頃のわたしを知ってるの?」

「何言ってるの?幼い頃の記憶がないみたいな話し方して」

「なぃの...7才以前の記憶が...」



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