ホストな君,芸能人なあの子
「あ、私、星月 夢華です。」

ぼー、と

俺が彼女を見ていた理由

それを彼女のことを俺が知らなかったからだと思ったのだろう。



それもゼロではないが、

彼女は俺に自己紹介してきた。


待てよ

その名前…星月 夢華

俺はこの名前に聞き覚えがあった。

「この学校の入試トップで通過した星月 夢華」

思考回路が鈍っていた俺の口から、


ぽろっとその言葉が出てしまった。
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