ホストな君,芸能人なあの子
暖かいものに包まれてる感覚。
…?
あれ?
「…ここどこ?」
「保健室」
その言葉で
ガバっ
と布団から起きた。
「なんで、蒼空が?
…ん?
ぁあーっ
て、て手ぇー。」
「ぁあ。繋ぎたかったから繋いだ。
心配だったんだよ。」
ドキッと心臓の音が聞こえた。
蒼空が私を心配してくれた。
「突然倒れる奴がいけねーんだよ。」
やっぱり、
私倒れたんだ。
「ごめんね。」
「絵梨達も心配してるはずだ。
俺は、授業行くけど、放課後夢華の荷物持って来てやるから、保健室で休んどけよ?」
「わかった。」
蒼空が心配してくれてる。
自然と顔がにやける。
この頃本当に演技とか気持ちを隠すことが得意だったけど
日常生活で気持ちが隠せないよ。