ホストな君,芸能人なあの子
保健室の先生である足立先生は、

私の秘密を知る数少ない人。

そのおかげもあって、

2人きりの時は、夢ちゃんと呼ばれてる。

何かと早退や欠席する私は、
足立先生に助けて貰うことが多く、秘密を共有して貰っている。

「今日、朝礼なんで、
荷物だけ置いといて貰えますか?」

「わかったわ。
他の私物もこっちに移動する?」

「いや、大丈夫です。
他は自分で対処します。
昨日忙しくて、そのカバンの中にドラマの台本が入ってるんです。」

「本当、夢ちゃんはたくましいね。
華ちゃんのずっとファンでいるわ。
朝礼終わった時には、スリッパ用意しとくからね。」

「迷惑かけますが、
よろしくお願いします。」

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