空色
藍が最後に書いた字が、あの時とまったく変わらずに、悲しく書いてあった。


「藍………」

少し悲しくなったけど、オレはなぜか手紙を自分のノートに書き初めた。

何時間たったろう。


そのノートには藍の手紙を丸写ししてあった。

……その次のページに、オレは、オレから藍に対する気持ちを書いた歌を書いていた。

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