恋愛〜先輩×後輩〜【完】


起きた時には、お互いに向き合っていて。

長いまつ毛だ…なんて見とれていると、いきなり美咲先輩の目が開き、バチッと目が合った。



「お、おはようございます」


「ん〜」


「////!!」


何も言えなかった。

いきなりギュッと、強く抱き締められたのだから。




そのまま、また美咲先輩は動かなくなり、抱き締めた状態のまま、眠ってしまったみたい。


細いけど…やっぱり男の人の身体って感じがして、心地いい。


でも、それは、美咲先輩だからだよね。


昨日、隼人先輩にされた時は、心地いいだなんて、お世辞でも言えないもん。



私も目を閉じた。

人を好きになったのは、久しぶりな気がする。

ドキドキするくらいに惚れたのは……初めてかもしれない。





< 17 / 98 >

この作品をシェア

pagetop