恋愛〜先輩×後輩〜【完】
「お前っ!!俺に失礼だろ!!好きな奴に手出して何が悪いんだよ!!」
「まっ、確かにそっか。」
「もう1回する?」
「えー、ここじゃ、ヤダ。」
「じゃあ、あっちで。」
そっか。
2人はうまくいったんだ……。
良かった。
2人が部屋を出ていったのを確認して、私はベッドから出た。
やっぱり、美咲先輩は寝てる。
簡単に離れてしまった腕が寂しく感じた。
「どこ行くの?」
「えっ?」
「だから、起きてるって言ってるじゃん。」
「…あ。えっと…帰ろうかと思って。」
「何で?」
「何でって言われても…」
「まだいればいいのに。どうせ学校、間に合わないじゃん。」
「はい…。」