恋愛〜先輩×後輩〜【完】
「サンキュー。」
「いえ…」
「ってか、久しぶりですね、美咲先輩。」
「だなぁ〜。久しぶり。」
「学校戻るんですか?」
「いや、隼人がカラオケで待ってっから、そっち行って飯食う!」
どうやら、エリと美咲先輩は知り合いらしく、仲良さげに話をしている。
「隼人先輩?えー!アタシも行きたいっ!!」
「別にいいよ、俺と隼人しかいないし。そっちが良ければ。」
そう言って美咲先輩は、私をチラッと見た。
「あっ、私は何でも…」
「じゃあ、行こう!てか、バレたらヤバいから、早く行こう!ねっ、リコ!」
「うん。」
エリのテンションが高い。
それは当たり前だ。
この高校に入学して、すぐにエリと仲良くなり、隼人先輩という好きな人がいると聞いていたから。