恋愛〜先輩×後輩〜【完】
沈黙に耐えかねて、
「今日は、何するんですか?」
と聞いた。
「分かんない。決めてないけど…何したい?」
「特に…ないです。」
「ってか、リコちゃん、また敬語になってるし。」
「あっ…すいません。」
「だんだん慣れてくれりゃ〜いいよ。」
美咲先輩のことなんて、何も知らないのに…。
優しさに、惚れてしまったんだ。
でも、そんな恋のカタチがあったって、私はいいと思う。
始まりはいつも単純で。
終わりにはいつも、理由がある。
「あっ…お、おはよう!!」
「何キョドってんだよ、気持ちわりぃな。」
「いや、その…ねぇ?」
「は?何だよ。」