恋愛〜先輩×後輩〜【完】
しばらくすると、みんなカナリ酔っ払ってきており、まともに歩けなくなる人もいる。
何を言ってるか、分からない人もいる。
潰れている人もいる。
美咲先輩は…
ルミさんの隣にいる。
こっちに向いてないから、表情は分からないけど。
1人浮いてしまった私は、とりあえず用を足すためにトイレに向かった。
酒を飲むと、どうしてもトイレに行きたくなってしまう。
スッキリして個室から出ると……
「リコちゃん。」
「え…」
完全に酔っ払った目をした男の人。
「俺、ミツル。さっきから、話したいって思ってたんだけどさ。」
「はぁ…」
「ってか、可愛いなと思って、狙ってたんだよね。」
「いや、そんなこと…!!」
言葉を発してる途中で、それは遮られてしまった。