恋愛〜先輩×後輩〜【完】
帰宅して、急いで準備をする。
その間、先輩は、ベッドをキレイに整えてくれたり、片付けをしてくれたりして。
そんな姿も意外だった。
「良い匂いだな。」
「もう、お皿に盛ったら終わりですよ。」
「マジっ?早く食いてぇ!」
少しいつもより丁寧に盛り付けをして、テーブルに運んだ。
「「いただきまーす」」
誰かと一緒に食事をする。
当たり前だったことが、さらに素敵なことに感じるんだ。
こんなにも、美味しく感じるのも1人じゃないから。
ありがたいと思った。
「マジうまい!ってか、リコちゃん料理うまいんだな!」
「そんなことないですよ。」
「いや、うまいよ!
うちの母親は料理苦手らしくってさ…作ったとしても、あんまりウマくないし。」
「そうですか…」
「最近じゃ、ほとんど料理なんかしねぇし。
リコちゃんは偉いよ!!」