恋愛〜先輩×後輩〜【完】
あれから…
美咲先輩は、ほぼ毎日家に来る。
そして、ちゃんと次の日の準備をして来ており、泊まる。
こんなにも幸せで、良いのかな?なんて不安になってしまうくらいに、私は幸せに包まれていた。
そんなとき、美咲先輩に1本の電話が入った。
「おう、隼人。どした?
ん?飲み会かぁ…俺は行かねぇよ。隼人はどうすんの?……」
隼人先輩から、飲み会の誘いらしかった。
「お前もいい加減落ち着けよ。エリが不安になんだろ。………
あぁ、聞いてみるけどよ。俺は……嫌だな。」
電話を切るなり、さっきまでの険しい顔を隠し、いつもの笑顔に戻った。
「隼人がさ、飲み会行かねぇかって。
エリも連れてくから、リコちゃんも連れて来いって言うんだけど。」
「うーん…」
「あいつ、地元の繋がりに何か熱心になっちまって。
悪い意味じゃねぇんだけど。」