恋愛〜先輩×後輩〜【完】
自然と、バラけた。
「あいつら、うちの地元の1こ上でさ。
隼人先輩と付き合った時、アタシにも文句言ってきたんだよね。だから…余計許せなくて。」
「ううん。エリが本気で怒ってくれて嬉しかった。
ありがとうね。」
「あの2人は特別…昔から人気あったからね。」
「そっか。」
「昔は美咲先輩プレイボーイだったって噂もあったけどさ…」
「もう、いいの。」
私の中で、何かがプツンと切れてしまった。
もう、疲れてしまったんだ。
1ヶ月近く、毎日罵声を浴びせられて…
その前からも、私と美咲先輩の間には影が潜んでいた。
ルミさんは本当に、美咲先輩のことが好きだから。
好きだからこそ、私たちの邪魔をしたいんだ。