恋愛〜先輩×後輩〜【完】


「疲れたって…何に疲れたの?」


「全て…」


「全て…か。ごめんな。」


「………。」




人と付き合うことが、こんなにも大変だなんて思ってなかったから…



先輩に浮気されたほうが、まだ楽だったかもしれないだなんて、思ってしまう。

第三者が口を挟むと…
うまくいかなくなるんだと、改めて実感する。




「俺は…どうすればいい?ちゃんとあいつらに文句言うなって言っとくし…
ルミにも、もう一度ちゃんと話すから…」


「いえ、いいです。
きっとルミさんは…先輩のことが好きだから…」


「ってかさ!」




きっと先輩は、我慢してたんだと思う。

ちょっと声を荒げた。




「俺は何?彼氏じゃないの?ねぇ、答えてよ!」



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