恋愛〜先輩×後輩〜【完】
「………」
「確かにルミや周りにちょっかい出されて嫌だったかもしれない。
でもさ…相談くらいしてくれても良かったじゃん!
俺は…好きな女を守るくらいの器はあるつもりだし!前にも言ったじゃん…
もっと頼ってよ!」
「すいません。」
謝ることしかできなかった。
だって…私自身、逃げているだけだと分かっていたから。
ねぇ、それでも私を…
好きでいてくれますか?
「じゃあさ、俺がルミとよりを戻したらどうする?」
「別にどうも思いません」
「俺が違う女と付き合ったら、どうする?」
「どうも…しない…」
「……嘘つき」
「………」
「俺のこと、嫌い?」
「………」
私は答えられなかった。
こんなにも好きなのに。