恋愛〜先輩×後輩〜【完】
向かった先は、ラブホテル。
「先、シャワー浴びてきていいよ。」
「はい。」
私は先にシャワールームに入る。
鏡を見た途端。
涙が出てきた。
先輩があんなことを言いだすなんて。
ショックだった。
あの噂は本当だったんだね。
ヤリ友の1人に過ぎないんだね、私も。
これからそうなるんだ。
そんな先輩、好きじゃない。
好きじゃない。
好きじゃない。
好きじゃない。
1日の汚れを流し、シャワールームを出た。
「どうぞ。」
タバコを吸いながら、ビールを飲んでソファーに座る先輩。
その顔に、やはり笑顔はない。
「………」
無言でシャワールームに入っていく先輩。