サクラ路




あれから数年経って、私達も、そろそろ卒業・・・といった時期になった。



倦怠期は来てなかったけどね 笑





~昼休み~



『・・・・なぁ、李恵。・・・李恵は、卒業したら、何する?』


「・・・・うーん・・・?・・・・やっぱり、大学行こうかと思うんだ。」


『・・・・そっか。・・・・あの、さ。・・・俺・・・将来、小説作家になりたいんだ。』


「・・・小説、作家・・・?」


『・・・うん。・・・・それで、さ。・・・俺、卒業したら、東京の専門学校行くつもり。・・・だから・・・・離れちゃうと思う。』


「・・・・・・。」


『・・・・・それで・・・・。・・・もし・・・賞、取れたら・・・・結婚、してくれるかな・・・。』


「!!・・・・・・・うん。」














それから2ヶ月。




私達は卒業した。




そして




悠が、東京へと行った。

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