サクラ路
《ぱぱぁ。何、してるの?》
「こら、由梨(ゆり)。お父さんのお仕事の邪魔しちゃダメよ。」
『いいよ、李恵。ちょうど、休憩しようかと思ってたし。』
「もう・・・。・・・売れっ子作家様が、そんな事でいいの?」
『あはは。さて、由梨。遊ぼうか?』
《ホント!?じゃあ、ゆりと鬼ごっこしよ!》
『よぉし!やるか!!』
「ほどほどにしなさいよ~。」
『分かってるよ~。』
《わかってゆ~。》
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