スターチス
…やっぱり。

おばさんも俺を知っている。

「はい。お久しぶりです」

どういうことだ…?


里沙の母親も苺花の母親も同じ…?

ということは…


理沙が隣で満足そうに笑った。

「ほらっ!信じてくれたぁ?里沙と苺花姉様は…」

「おばさん!!!」


里沙の言葉をさえぎって俺は声をあげた。

おばさんも里沙もビクッと肩を動かす。


「なっ…なにかしら」

おばさんの声は震えている。


俺の言いたいこと…もう検討はついてんだろな。


「苺花は…どこにいるんですか?アメリカにいるんですよね…?」
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