スターチス
そのとき交わしたのが礼央のいう約束。



"5年後…私達が20歳になったときの今日この場所で会おう"


その場所は俺らが住んでいた町にある小さな公園。


今日…そう一週間後の2月24日が約束の日なんだ。



「絶対くるよ。絶対。」


そう強く言う俺にもう礼央は呆れてる。



だって俺は5年間それを信じてきたんだ。


馬鹿にされるかもしれないけど今でも俺は苺花が好きだから。
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