☆candy☆チャラオとワタシ
朝食を食べ終わると、お母さんがじろじろとみてくる…。
「…何??」
「…そんなスカートたけでいいの??もう少しおろしなさいよ。それに、携帯は駄目なんだからね??」
「いいの!ウチの勝手でしょ…。真面目にやってたら人生損するの。」
お母さんは溜め息をしながら皿洗いをする。
「せめて、黒髪にしなさい。イジメられる可能性だってあるのよ。」
「茶髪でいいんだって。イジメなんか別に…。だいたい皆茶髪だし。ぢゃあ行ってくる。」
「ちょっと…!美姫!?」
鞄を持ち、自転車に乗る。
─どんな人達がいるんだろう
ほんの少しの不安。
けれど、そんな不安も学校に着いた瞬間すぐになくなった。
「なぁ~んだ、マヂメちゃんばっかりぢゃん。」
校内を見回すと黒髪にショートの子、髪の毛を縛っている子。
男子も黒髪…。
「やっぱ、つまんなさそう…。」
最初はそう思ってた。
そう…
キミに会うまでは─