☆candy☆チャラオとワタシ
人混みの中、ウチは一人でクラス発表を見にいった。
喜んでいる人や、不満に思っている人の声でうるさい。
「何組だろ…。」
眺めていたその時だった。
A組…
「A組だあ!」
その下をみていくと…
─高橋大我
「まさか…」
アイツと、あのチャラオと…。
一緒のクラスになっていた。
ウチは嬉しいのか、不満に思っているのか…。
自分でもよく分からなかった―
クラス表を、もう一度よくみてみる…
確かに、そこには高橋大我と書いてあった。
―あのチャラオとまたかあ
と思い、横をみた瞬間―
「うわあ~皆頭よさそうな名前してんなあ~!」
いきなりの一言。
それは、突然の出会いだった―
ウチはあなたに会ったことで…
「君もA組だよねえ??」
会えたことで…
「…うん」
「よろしくなあ♪」
恋は楽しいものだって、知ったんだよ―
教えてもらったんだよ―