☆candy☆チャラオとワタシ
ウチは呆然と立ち尽くしていた。
そう。
キミを眺めながら…。
「同じクラスだな!よろしくなあ。」
一瞬…
「う、うん。」
一瞬だけど…。
ウチ、ドキドキしてた。
自分の気持ちが分からない。
どうしたんだろうって…
考えてばかりで―
こげ茶色の髪の毛。
目が大きくて、大人びた顔立ちで、背が高い、色白のキミ…。
そんなウチの目の前に、突然キミは現れたんだ。
周りの人達はうるさいほどの声をだしている…。
それなのに、ウチの周りには何も聴こえない。
一声も…。
キミが去っていく後ろ姿を、じっとみつめていた―