愛しい君よ〜俺達の恋〜
「母さんが飯だって、降りてこいよ」



医学書を机に広げて時間を忘れていた。



もう、そんな時間か…。





たまの休みだっていうのに相変わらず時間が過ぎるのが早い。





「あぁ…少ししたら降りるよ」


軽く笑みを作って海の顔を見た。






久々に見る弟は、




忙しいはずなのに、少しふっくらしたのか。






生き生きとして眩しいくらいだった。





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