愛しい君よ〜俺達の恋〜
「休みなのに、また仕事かよ〜大変だな先生も」



海がポケットからiPodを取り出して冷やかすように言った。




「仕事というよりまだ勉強だよ」



「偉いな〜蓮って。俺には無理だよ〜」



「まだまだ知らないことがあるから意外と楽しいさ」


「ふーん。深いね」



「まぁな」




海はへぇ…と独り言を呟きながら、iPodをベッドの上に置き立ち上がった。




「これ、やるよ…ってか新曲入れといたから聴いといてよ」



「あぁ、分かった」



背を向けたまま返事をすると、海はそのまま口笛を吹きながら部屋を出ていった。





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