年上の貴女




「清楚系か~」


まじめな顔をする翔。


・・・何かまずいことでも言ってしまったのか。


「他は?」


これだけじゃ、絞りきれない。


「あ」


思い出した。


「その子、金木犀の香りがした?」


「きん、金木犀・・・」


何か考え事をしている。


「でも、見つけられないかもな」


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