年上の貴女





そこまではいい。


その翔の冗談とも言える言葉に、顔を赤くなってしまった。


「お、お前!本当なのか!?」


学校見学には、3年生がたくさんいた。


そこに紛れながら、歩いていた。


そしたら、一人の少女がいた。


なぜ目がついたかというと、同じ制服だったからだ。


その子は、鴛桑高等学校ではなく詩苑女子学院の方向に歩いた。


その際に、すれ違った。


ただ、それだけなのだ。


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