君に届けたい想い
「じゃぁ、行ってきます」


「おぅ!!連れて帰って来いよ~」


「分かってますって☆」


そう言って教室を出て行った由美ちゃん。


今は由美ちゃんの背中が大きく感じる。
あれ?こんなに大きかったっけ―?



私はどうして気付かなかったんだろう?



     まさかあの時














   由美ちゃんが私に向かって













意味ありげな微笑みをしたなんて―













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