君に届けたい想い
第一章 +*友達*+
親友
「ねぇねぇ愛実っ!! あんたには好きな人いないの~??」
好きな人―。
みんなは、この言葉を聞いて何を思う??
ちょっとドキドキしたりするよね。
私??
私はね...
「いないっ―…。 ってか、もぅ二度と作らない!!」
考えただけでもめまいがしそうな、思い出したくない過去。
どうせ言ったって、誰も信じてくれないような過去。
「えっ!? 何々?? それは、昔いたって事??」
好奇心たっぷりで聞いてくる親友の彩夏[あやか]。
「うん――…」
そう、私にだって昔はいた。
好きな人の存在が。
―両思い…だと思ってた。 でも思ってたのは私1人だったみたいで。
ちょっとだけ曇る私の表情。
辛い過去だなんて一言も言ってない…のに
「大丈夫?? 何かあったの、愛実…。言いたくないなら言わなくても良いけど、話すと楽にな
るよ?? アタシに言ってごらん――??」
さすが親友の彩夏。 表情一つでアタシの言いたいことが分かるなんて。
「ちょっと言いにくいけど、聞いてくれる?? 私の辛い過去――。」
彩夏は黙って、頷いてくれた。
好きな人―。
みんなは、この言葉を聞いて何を思う??
ちょっとドキドキしたりするよね。
私??
私はね...
「いないっ―…。 ってか、もぅ二度と作らない!!」
考えただけでもめまいがしそうな、思い出したくない過去。
どうせ言ったって、誰も信じてくれないような過去。
「えっ!? 何々?? それは、昔いたって事??」
好奇心たっぷりで聞いてくる親友の彩夏[あやか]。
「うん――…」
そう、私にだって昔はいた。
好きな人の存在が。
―両思い…だと思ってた。 でも思ってたのは私1人だったみたいで。
ちょっとだけ曇る私の表情。
辛い過去だなんて一言も言ってない…のに
「大丈夫?? 何かあったの、愛実…。言いたくないなら言わなくても良いけど、話すと楽にな
るよ?? アタシに言ってごらん――??」
さすが親友の彩夏。 表情一つでアタシの言いたいことが分かるなんて。
「ちょっと言いにくいけど、聞いてくれる?? 私の辛い過去――。」
彩夏は黙って、頷いてくれた。