君に届けたい想い
過去
――――過去――――
「好きですっ――。」
ずっと昔のアタシの言葉。
昔って言っても、中学一年生の、ついこの前。
でも、一学期だったからまぁまぁ古い。
アタシが告白したのは、小学生の頃から好きだった緑川翼[みどりかわつばさ]君。
当時のアタシは別にブスでもなく、可愛いわけでもない、いたって普通の女の子だった。
特徴と言えば、ちょっと茶色のかかった髪の毛。
一方の緑川君は、当時みんなの人気者――ではなく、アタシと同じような普通の男の子だった。
特徴はちょっとだけ茶色い目。
性格は基本S。Sって言うのは、いじめるのが好きな子。
別にいじめると言っても、ちょっと嘘を付いたり強気な態度を見せたり。いわゆるイジワル。
私はそんな彼が大好きだった。
「好きですっ――。」
ずっと昔のアタシの言葉。
昔って言っても、中学一年生の、ついこの前。
でも、一学期だったからまぁまぁ古い。
アタシが告白したのは、小学生の頃から好きだった緑川翼[みどりかわつばさ]君。
当時のアタシは別にブスでもなく、可愛いわけでもない、いたって普通の女の子だった。
特徴と言えば、ちょっと茶色のかかった髪の毛。
一方の緑川君は、当時みんなの人気者――ではなく、アタシと同じような普通の男の子だった。
特徴はちょっとだけ茶色い目。
性格は基本S。Sって言うのは、いじめるのが好きな子。
別にいじめると言っても、ちょっと嘘を付いたり強気な態度を見せたり。いわゆるイジワル。
私はそんな彼が大好きだった。