君に届けたい想い
まぁざっとこんな感じだろう。


くるみの私を思う気持ちは嬉しいけど、ちょっとそれは警戒しすぎなのでは……。


翼君が気を使ってくれるのは嬉しいが、家の中に入れるのはちょっと警戒したい。


二人とも、良い所があれば、悪い所もある。


まぁここは、引き分けという事で……。


そう言おうと思って口を開けたとき。


「愛実はどっちなの?!」


「ヘっ??!」


急に向けられた私への質問。


くるみが言いたいのは、私は部屋に入りたくないのか、翼君を信じて家に入るか……だと思う。


「愛実は俺を信じるよな??」


「愛実!!メール送ったでしょ??愛実は気付かなかっただけなんだって!!!」


「え、えぇ~っと……」


ダメだ。3人の話が繋がらない。


私的には翼君を信じたいけど…


恋に溺れていただけ。と言うのも一理ある。


ムムム~~~~~………


私は一つの答えを出した。
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