君に届けたい想い
「えへへっ☆ 私も、彩夏の事大好きだよ♪♪」


嬉しそうに、目を細めて笑う彩夏。


今日はちょっとだけ


自分たちの友情の深さを確かめ合えた気がした。


―とそんな時


彩夏が口を開いた。


「でもさ…愛実は本当に恋しないの??」


彩夏が聞いてきた質問。
顔は、何回もしつこくてごめんね。でも、そのままでいいの?
と言う表情。
これが分かるのも、二人の仲が深まったからかな、と思いながら質問の答えを考える。


恋…そりゃね、恋したいって思ってる。 でもね、心の奥深くではあんな思いもうしたくないって思ってるんだ…。


恋したのが一生に一度だけって言うのもさすがになんだけど…((苦笑
好きな人を作りたいとは思ってるんだけど…


結局私は彩夏に何も言えず、そのまま別れてしまった。


"作る勇気がない"


ただそれだけなんだ―。
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