君に届けたい想い
小学生の頃から変わらない性格に、また一段と惚れたあたしは、中学の一学期最後の日に告白した。
「好きですっ――。」
「ホント?? マジで――!? 実は…俺もお前のことがずっと好きで…その…」
一瞬、思考が止まる。
好き? 緑川君がアタシを??
気が付けば目から流れてくる涙。
それは、うれしさでいっぱいの涙。
「コレって両思い…だよね?? 嬉しいっ!!ずっと好きだった緑川君と同じ思いだったなんて…。」
「俺も嬉しいよ。あのさ、俺らカレカノなんだから、下の名前で呼ぼうぜ? なっ愛実―。」
“愛実”―。 男の子に呼び捨てされたのはこれが初めてだった。
「うん、今日からよろしくねっ、 翼君―。」
この時は永遠に幸せが続くと思ってたんだ。この時までは――。
放課後、早速一緒に帰った二人。
この時はとっても幸せだった。
二人で一緒に手つないで帰って、翼君が家まで送ってくれて。
本当に―幸せだった。
翼君に送られて家に着いたアタシ。
早速、両思いのご報告を―…と思い、唯一、あたしの好きな人を知っていたくるみに、メールを送った。
「好きですっ――。」
「ホント?? マジで――!? 実は…俺もお前のことがずっと好きで…その…」
一瞬、思考が止まる。
好き? 緑川君がアタシを??
気が付けば目から流れてくる涙。
それは、うれしさでいっぱいの涙。
「コレって両思い…だよね?? 嬉しいっ!!ずっと好きだった緑川君と同じ思いだったなんて…。」
「俺も嬉しいよ。あのさ、俺らカレカノなんだから、下の名前で呼ぼうぜ? なっ愛実―。」
“愛実”―。 男の子に呼び捨てされたのはこれが初めてだった。
「うん、今日からよろしくねっ、 翼君―。」
この時は永遠に幸せが続くと思ってたんだ。この時までは――。
放課後、早速一緒に帰った二人。
この時はとっても幸せだった。
二人で一緒に手つないで帰って、翼君が家まで送ってくれて。
本当に―幸せだった。
翼君に送られて家に着いたアタシ。
早速、両思いのご報告を―…と思い、唯一、あたしの好きな人を知っていたくるみに、メールを送った。