君に届けたい想い
不安と恐怖が襲う。


分からない…。
もしかしたら、学校休むとかそんなメールかも知れないじゃん。


なのに私…どうして恐れてるの??



でも…メールを見なければ何も始まらない。
私はそのメールを見る事にした。



dear.愛実
件名.[指定なし]
用件
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愛実のバカッ―!!!

悠人から話聞いたよ…。

二人、“付き合う”んだって…ね。


悠人、すっごく喜んでた。
その後、緊張してメール送れなかったんだって。



でもさ…あたしは二人の事
喜べないよ。


愛実…本当はあたしの気持ち気付いてたんでしょ??
あたしが悠人の事好きだって…気付いてくせに!!


あたし…たくさん努力した。
悠人に好きになってもらうために。


でも、悠人はアタシに振り向かなかった。
どんなに頑張っても視線の先には愛実しかいなかった。


最初は…それでいいかなって、そう思ってた。

振り向いてくれないのはしょうがない事だもん…って。


でも…愛実が告白をOKしたとき
すっごく悲しかった。苦しかった。辛かった。


もう…愛実なんて知らない!!

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