君に届けたい想い
「おっはよぉ~愛実♪」


「あっ!!おはよ♪」


私が教室にはいると真っ先に声をかけた人物、それは彩夏だ。
言わなくても分かると思うけどね♪


「うぅ…愛実ぃ~!!!何かすっごく久々な気が………」


「ん~そう??メールで昨日話したばっかじゃん☆」


「でも、でもぉぉ~((泣」


「はいはい☆愛実はここにいますよぉ~♪」


…気のせいだろうか。
彩夏がこの一週間ですっごく甘えん坊…そして我が儘になった気がするのは。
今なんか嘘泣きしちゃってるし。

私…これで体保つの??



なーんて所に入ってくるいつもの声。


「おっはよぉ~!!……おっ、愛実ちゃんじゃん♪」


「あっ、どうもです…悠人君☆」


―やっぱり優しいよね、悠人君は。
昨日別れたのに、そんな事一つも思わせないような接し方。
悠人君なりの…気遣い。

そう言うのって、すっごく嬉しい♪



「んね、悠人……」


「ん??何だよ彩夏」


「言って…いいよね??」


「あぁ…勝手にどうぞ。」


二人の会話…なんだろう??
いつもより穏やかな感じがする。っていうか、ケンカがない。
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