君に届けたい想い
要するに、さっさと行動に移さない私が悪い…と。
そして結果、お姫様だっこになったわけだ。


廊下を走っていく星也君。
先生にばれない分けなく…捕まる。
そう思ってたのに...


先生が追いかけてきた瞬間、さっきよりも通り過ぎていく景色の早さが早くなる。
星也君がスピードを上げた。
まさか、こんなにも足が速いなんて。
ちょっとこれにはビックリ。


チラッと後ろを見てみる。
先生の姿は…ずっと遠くに。
先生でも追いつかなかったみたい。
星也君って一体……??


     この時初めて
“もっと星也君について知りたい”
     そう思った。
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