詩集
純色

 眠っている君は
 遵守的な時の上に咲く
 純色の花

 このまま遠くまで
 飛んでいけそうな夢を
 見せてくれる

 だけど僕は
 深い海に溺れる夢を
 見てしまう


 不条理を吐き出した
 無愛想な空の下
 君のあどけない表情が映る
 配色された海を
 泳いでる
 泳いでる
 溺れる
 
 だけど君は
 もぎたての果実と
 その無邪気な笑顔を
 水面に浮かべて
 遊んでいる

 僕はそんな君に
 みとれてしまう
 君に近づきたい

 いつまでも君に
 みとれていたい

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