詩集
(D)RAPE

 昨日、見た夢は
 君が思う程
 儚い夢ではない

 例え君がストロベリージャムを
 舐めまわした舌で
 鍵が掛かった手錠を
 錆び付かせて

 鈍い音で
 傷を増やしたとしても
 君は無罪で

 君はDRAPEの空に
 鍵を棄ててきただけ

 そこで鳴り止まないのは
 遠くなる僕の上空で
 何かが壊れた音で出来た
 まだ幼い真実

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