◇心(こころ)の救済◇
「何で……、知っているんだ?」
「わかるさ。それに今、君は発熱しているね。38.5℃位だ。3日すれば熱は引く」
「?」
「ほかにもわかっているよ。今、君は、人間が透明であるかのように感覚できるだろう?
つまり、時間と空間を絶対的なものに感じられなくなっている」
「……」
「僕が、道を示さなければ、君の精神は崩壊し、1年もすれば精神活動は停止するよ」
「どういうことだ?」
零余子は、僕の目を捉えながら、ゆっくりと、言葉を告げた……。
「わかるさ。それに今、君は発熱しているね。38.5℃位だ。3日すれば熱は引く」
「?」
「ほかにもわかっているよ。今、君は、人間が透明であるかのように感覚できるだろう?
つまり、時間と空間を絶対的なものに感じられなくなっている」
「……」
「僕が、道を示さなければ、君の精神は崩壊し、1年もすれば精神活動は停止するよ」
「どういうことだ?」
零余子は、僕の目を捉えながら、ゆっくりと、言葉を告げた……。