燃える煙突。
マサはとても優しい人だ。

私の意見をとても尊重してくれる。


結婚式の時だって、そうだった。


マサの両親は、結婚式を挙げて欲しいようだったが、私が何も言わない内に両親を説得し諦めさせたようだ。


マサは、私が結婚式を挙げたくない理由を聞かない。

それ以外だって、私が触れて欲しくない所には、触れないでくれている。


まるで、全てを分かってくれているみたい。



マサに不満なんて何一つ無い。





ただ最近、おもいは募っていくばかり。


毎晩繰り返される夢。


その夢を終わらせたいのだ。
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