燃える煙突。
いつ見ても、威圧感たっぷりな佇まいだ。


気軽に入る事を許されない建物。


市民の安全を守ると言いながらも、市民との距離は程遠いように感じるの私だけだろうか。




私は、警察に良い印象は一つも持ち合わせて無かった。


いや、ただの責任転嫁かもしれない。


だって、事実は推測でしかないのだから。



しかし、それでもあの日が近づくにつれ、この建物を見る度に、私の胃の中で何かがキュルリと蠢く。



あの日まで、あと10日。


私は、今年も正気を保てるだろうか。
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