クローバー

初日から大遅刻!!

胸がワクワクして
眠れなかった…


自転車をとばした


正門に近づくと
向こう側から
分厚い本を持った
1人の男性が
歩いてくるのに
気付いた


分厚い本…


私は

¨ はぁッ…¨

と思ったが
それ以上考える余裕は
なかった


まだまだ
高校生活のぬけない体に
ヘトヘトになりながら
急いだ


クラスには
誰もいなかった


他の教室で授業らしい…


初日の私が
どこに何の教室があるか
分かるはずもなく
目の前の席に座り
ヒジをつくと
大きなため息が出た…


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