クローバー

彼は

すっかり
冷めてしまった
お茶を
飲みほした…


初めて聞いた
彼の過去

息をすることさえ
忘れていた

大きく息を
はいた…


『丘の上に
登っていたのを
知ってるよ…』


彼は
また話し始めた


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