クローバー
次の日
彼は
こっちを向いて
笑った…
いつもの
笑顔じゃないけど
すごく
嬉しかった…
だけど
今日も
ガラス越し…
不安だった…
私は
ガラス越しに
ジェスチャーした
彼は
笑ってた
何だか
私も
おかしくなった
2人
ガラス越しに
笑っている…
彼のお母さんが
私のそばへ
そっとお腹に
手をあてた…
暖かかった…
『黙っていて
辛かったでしょう
1人でここまで…
言ってあげたら
きっと喜ぶよ』
暖かい笑顔に
涙が出てきた
彼は
不思議そうに
見ていた
私は
彼の方を向き
お腹を
さすった…