クローバー
病院の方々が
気を使ってくださり
彼と同じ部屋に
してくれた
『少しお休みなさい…』
私は
彼が隣にいる
安心感で
いつの間にか
眠ってしまった…
¨コンコン¨
扉を叩く音がした
どのくらい
寝てただろう…
窓の外は
暗くなっていた
彼は
眠ったままだった…
扉を開ける
看護士さんの手には
赤ちゃんが
抱かれていた…
『さっきまで
泣いて泣いて
泣きやまなかったんだけどなぁ』
と渡された
赤ちゃんは
私の腕の中で
すやすやと
眠っている