イケメン★ハーレム
「主井さん。 恋が探してたよ」


「え? ほんと? 分かった! じゃあ、沢尻くん、ゴメン。 またね!」


私がそう言うと、沢尻くんは笑って手を振ってくれた。


ほんと、可愛いなあ。


こう、ギューっとして、ナデナデしたい!
なんて変態的な事を考えていた。


「主井さん、翔の事気にいったの?」


と、変態が言う。


…居たんだ。
と言うような目で変態を見ると、変態は悲しそうな顔をした。


「そんな警戒しなくっても、前みたいな事しないって!」


「ほんとに? じゃあ、この瓶は何?」


私は首元に付けられてる瓶を指さす。
変態は無意識にやってしまったようで、その瓶をすばやく直した。


「あんたみたいな変態、他探してもなかなかいなさそうよねー」


と、呟く。


「そう? 俺は普通だと思ってるけど。 ちょっと匂いフェチなだけで」


「ちょっとか!? どう考えてもちょっとじゃない!!」


「俺みたいな奴、その辺にゴロゴロいるって」


「いない! 絶対いない!!」


私は変態から逃げるように、早歩きで歩く。


だいたい、変態と一緒にいると、女子の視線が痛いんだから、あんまり近づかないで欲しい。
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